お腹の皮下脂肪はすごい! (かもしれない...という話)
英国 BBC NEWS に、5月7日付けで "Type of body fat 'boosts health'"(健康を増進する体脂肪がある) というタイトルの記事が載っていた。
この記事によると、皮下脂肪、特に臀部の皮下脂肪が 2型糖尿病発症の危険性を減らしてくれるかもしれないとのこと。というのは、皮下脂肪には アディポカインという、新陳代謝を増進してくれるホルモンを作り出すかららしい。この研究はハーバード大学医学部が行ったらしく、その結果が「セル・メタボリズム」という雑誌に掲載されているようである。
この研究によると、マウスの皮下脂肪を腹部に移植したところ、体重、体脂肪量、および血糖値が低下したとのこと。さらにインスリンに対する反応も顕著になったらしい。
重要なのは、どこにある脂肪かではなくて、どういう種類の脂肪かということ。つまり内蔵脂肪ではなくて皮下脂肪だという点が重要なのだとのこと。さらに、腹部の皮下脂肪は、悪影響だけではなく良い効果ももたらしている。
ある教授の考えでは、皮下脂肪が、内蔵脂肪の影響を相殺している可能性があるとのこと。
「この発見によって、体重過多で不健康な状態かどうかを評価する肥満度指数(BMI)の利点に新たな疑問が投げかけられているよ。BMI では脂肪の種類は区別しなかったからね」とは、英国肥満フォーラム (ってのがあるんですねえ...) のデビッド・ハズラム博士の言葉。
ただし、健康的な生活を送るうえで、バランスの取れた食事や運動するといったことが大きな影響を与えるのは、皮下脂肪ではなく内蔵脂肪の量なのだから、自分の体重を調整する努力をすることには、やはり大切なこと、と付け加えている。
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